この記事はSLP KBIT Advent Calendar 2015の2日目の記事になります。
香川、もとい四国には勉強会やイベントがあまりありません。大学も少ないので、他の大学の方と交流する機会も少ないです。
そこで、島国四国を飛び出していろんなところへ顔を出してみた、というのが今年の主な活動です(サークルとしてはあまり活動してません)。
そんな中で、いくつか考えたことをまとめてみます。
1. はじめは単純な興味から
今年最初のイベントは3月で、株式会社ジャストシステムの会社説明会でした。場所は東京・新宿です。
説明会を知ったきっかけは、2014年末に同社のインターンシップを見つけ、一次選考に応募し、そのつながりで送られてきた告知のメールです。
同社のインターンに応募したのは、「ATOKが好きで、インターンで中身が触れるらしい」というただそれだけの理由でした。これについては課題が解けず通らなかったのですが、その後のJustTeckTalk、YANSとつながる大きなポイントになりました。
2. ジャストシステムと自然言語処理
ジャストシステムの勉強会JustTechTalkは、先の会社説明会の告知で知ったイベントです。場所は同じく新宿です。
各回の詳細は別ページでまとめています。
ここでは、懇親会で社員の方に講演の詳しい話を聞いたり、内部の話や研究テーマの話などで盛り上がりました。
一緒に参加していた首都大の学生の方々とも知り合い、言語処理100本ノックの存在を知ったのもここでした。
3. YANSと広がる興味
自然言語処理のシンポジウムYANSは、先述のJustTechTalkで知り合った、首都大M1のかのうちさんに教えてもらって参加したイベントです。場所は石川・和倉温泉です。
イベントの詳細は別ページに。
ここでは、わからないなりに展示やイベントを楽しむことができ、企業や他の大学の方と多くのつながりができました。
4. 東海道らぐとオープンソース
毎年、夏になると京都でOSCが開催されます。そのOSCで毎年ブースを出している、東海道らぐに参加しました。
東海道らぐは、東海道Linux Users Groupの略で、不定期でLT大会が行われます。Linux Users Groupと名乗ってはいますが、LTはオープン(ソース)の話題ならなんでもよいとのことです。かねてより使っていたownCloudをネタにLTを持って行きました。
ここでは、日本語辞書やかな漢字変換のおーぷん万葉プロジェクトのhashimonさんと出会いました。以前よりかな漢字変換に興味があったので、いい機会だと考え、現在勉強中です。来年のOSCでは、何か成果物を出したいと考えています。
5. いいこととつらいこと
イベントに参加してつながりを広げると、別のイベント情報、インターンなどに出会えます。あるいは、地方にいると誰も就活なんてしていないのに、都会ではもう始まっている、なんていう現実を突きつけられることもあります。
地方からのイベント参加は、つらいこともまたあります。
一つは、移動費がかさむことです。
たとえば東京へ行くには、新幹線を使うと学割でも片道14000円程度、LCCでもリムジンバスを含めて6000円近くかかります。
たいていの場合、LCCはいい時間に飛んでいないので、どんなにがんばっても往復で2万円を超えます。
同じく、移動時間がかかることです。
最速はLCCの1時間30分、のように思えますが、それはあくまで飛んでいる時間。搭乗は余裕を持って1時間前に、成田から東京までバスで1時間、と考えると新幹線とあまり変わりません(ちなみに新幹線だと4時間半)。「懇親会まで出て、次の日2限」などといったスケジュールはかなり無理があります。
6. おすすめ
イベントでおすすめすることを紹介します。
移動費や移動時間がかかっても、懇親会は出るべきです。講演会でつながりを増やすのは難しいですし、質疑応答で聞けることも限られています。講演と関係のない話や生活の話も聞けません。
名刺は使いましょう。ただし、凝って作る必要はないと思います。個人的には、社会人の方が学生の名刺に目を留めるとは思えません(私はサークル名も入れていません)。
しかしながら、名刺を渡せば、相手の名刺がもらえます。名刺にはメールアドレスが書いてあるので、興味のある会社の方ならOB訪問やインターンのお願いをすることができるかもしれません。大切に保管しておきましょう。
Twitterは、Facebookよりもつながりが作りやすいSNSだと思います。Facebookは友だちになって終わってしまうことがありますが、Twitterだとふとした拍子に会話が始まることがあります。
サークルでは名刺にFacebookアカウントを載せることが推奨されていますが、個人的にはGitHubとTwitterを載せる方がいいのではないかと思っています。
終わりに
外に出て行くというスタイルは、サークルのHoriuchi先輩の影響を少なからず受けています。いい仲間がいる空間に身を置くというのも、大事なことかもしれません。
大学は自分で学ぶ場所だとよく言われますが、大学の外に興味のあることが転がっているなら、思い切って飛び出してみましょう。
そして、最終的には四国でイベントを立てられるようになりたいですね。