ラトックシステムのUSB3.0リムーバブルケースを外付け光学ドライブに改造する

ラトックシステムの外付けドライブケースをご存じでしょうか。
5インチ光学ドライブを入れてUSB3.0の外付けドライブとして使える代物です。

外付けBD/DVDドライブはスリムタイプのものが主流ですが、やはり5インチドライブの書き込み速度には代えがたいものがありますよね。

こんなやつです▼(画像引用元: ラトックシステム)

シャーシは金属でできていて、安定感は抜群。電源を内蔵しているのでACアダプターも要らず、使いやすい製品となっています

ただ、唯一の問題は価格もかなり高いこと。一台1万7000円ほどするため、複数個欲しいとなるとかなり躊躇します。そこで登場するのがヤフオクな訳ですが、実売価格が張る本商品はなかなか安値で出ていません。

ところで、本商品には姉妹製品として、ハードディスク版が存在します。ハードディスクを専用のトレイ型ケースに収めて、簡単に取り替えられるようにした製品です。

こんなやつ▼(画像引用元: ラトックシステム)

この製品であれば、中のトレイがないものがジャンクとして数千円で転がっています。ケースの見た目は全く同じなので、これに光学ドライブを搭載すれば同じものができるのではないか、と考えるのは自然な流れですよね。

▲というわけで、ヤフオクでやる気のありそうなやつを1つ確保しました。貯まったポイントを使って送料込み6036円。悪くないですね。

早速分解

分解・改造は行わないでください、と書かれていますが、分解していきます。

といっても、ドライブケースの方は元々ユーザが開ける前提で作られているため、開け方はマニュアルに載っています。

リムーバブルケースも同じ手順で開けられます。後ろのネジを2個外し、マニュアルの画像の通り開けてください。▼

ファンの配線とHDDアクセスランプの配線が束ねてあるので、分離します。▼HDD関連のコネクタを2個外します。▼

あとはリムーバブルケースに繋がっているSATA信号線、SATA電源線を外し、マニュアルと逆の手順でリムーバブルケース部分を取り外します。▼

そして光学ドライブを取り付けますが、リムーバブルケース部分はインチネジで固定されています。光学ドライブはミリネジなので、ミリネジを別途用意してください。

組み付けたところです▼

とりあえず手元にあったOptiarcのAD7260Sを積んでみました。Optiarc AD72xxは、Opti Drive Controlのディスク品質チェックに対応しているので重宝しています。▼

天板を取り付け、開けたときと逆の手順で組み込んで完成です。

問題なく動作しています。

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