高知県四万十市 中村駅から西土佐地区のホテル星羅四万十まで、高知西南交通の中村-口屋内-江川崎線に乗車しました。
この路線を観光利用する際の注意点。
この路線を使うメリット
高知回りで公共交通機関を使って四万十川の中下流域を目指す場合、予土線の窪川-江川崎間が1日4本しかないのが旅程計画のネックになってきます。
中村からバスで江川崎を目指すことで、予土線の発着がない時間帯に目的地に到着することができます。
バスは1日3便あるので、予土線と合わせて7便、宇和島回りからの予土線は8便あるので合計15便の到着パターンが組めます。ホテルやコテージのチェックイン時刻、カヌーの予約時刻などに合わせてご利用ください。
マイクロバスが来る
中村駅前のバス乗り場では、中型の路線バスや小型のポンチョが発着していますが、江川崎線はマイクロバスです。行き先をご確認ください。
定員制ですが、1-数名であれば積み残されることはないと思います。
案内機はない
行き先を運転手に伝える
案内放送、案内表示器はありません。ではどうするのかというと、乗ったときに降りる場所を運転手に伝えます。
なお、途中の口屋内停留所でバスが行き違い、対向のバスに乗ってきた運転手と交代します。よって、口屋内を跨いで乗車する場合は、運転手の交代後に行き先を伝えてください。
バス停以外でも乗降できます。私は終着の保健センターの手前、星羅四万十の前で下ろしてもらいました。この場合、「次の停留所まで」の運賃がかかります。
地元の方は適切なタイミングで降車ボタンを押して降りて行きましたが、運行経路の地図が公開されていないため、初見では厳しいと思います。
運賃は調べておく
運賃表示器はないので調べておくとスムーズです。ナビタイムは対応しています。
交通系ICは、高知の「ですか」のみ対応しています。
運行は平日と土曜のみ
日曜は運休なので、予土線を使いましょう。
乗り物酔い注意
口屋内-江川崎駅間の一部には網代バイパスが整備されており、一直線に江川崎まで抜けられるのですが、バスは旧道経由です。
基本的には四万十川沿いのぐねぐね道で、対向車との行き違いの難所が多く、バスはバックも駆使しながら進んでいきます。
乗り物酔いする方はおそらく激しく酔いますので、酔い止めは必須です。降りると次のバスはないので、逃げ場はありません。
四万十は遠い
四万十は遠いです。しかしクルマで行っても遠いので、そこは諦めてください。
では、良い旅を。