2012年頃まで流行った、低スペック低価格の「ネットブック」。
最近は安くても性能の高いCPU/APUが登場し、ついぞ見かけなくなりました。
今回は、こいつを延命、すなわち快適に使い続けるにはどうすればいいかという話です。
以下の環境で考えます。
PC
Acer Aspire One D255
CPU: Intel Atom N450 (シングルコア)
RAM: 2GB
STR: Toshiba SSD 256GB
元々Windows 7 Sterterが入っていましたが、もたもたしてとても使えない有様でした。
このPCで何をしたいかというと、大学でノート代わりに使うことで、
- ATOKなど、それなりに賢いIMEが動く
- Office (OneNote、Excel)が動く
- EverNoteが動く
- Chromeが動く
- Twitterクライアントが動く
といったところでしょうか。実際、IME以外はChromeが動けばできてしまうことですね。
クラウドアプリケーションが多い最近だからこそ、ネットブックが力を発揮するのではないかと思います。
1. Chromium OSを入れてみる
Chormium OSは、Chromebookで採用されている、Chrome OSのオープンソース部分。ブラウザしか使えませんが、最近はクラウドアプリケーションも多く、Office OnlineなんかでOfficeが使えたりと、特に不自由がないのではないかと考えました。
が、以下の2点が引っかかりました。
- タッチパッドの横スクロールが過敏に反応する。
- IMEが力不足
一つ目については、縦にスクロールしているはずなのに横にスクロールされてしまう現象が頻発し、使いにくい。
二つ目に関しては、Chrome OSのオープンソース部分なのでIMEがMozcであり、辞書の追加もできない。
ということで、断念。
2. 低スペックPCならLinuxでしょ、という噂を信じてUbuntuを入れてみる
自分はKDEが好きなので、最初にKDE使用した、kubuntuを試しました。
画面サイズが小さいことを検出すると、自動的に「NetBook Workspace」モードに切り替わり、通常のKDEデスクトップとは少し違う画面が表示されます。
が、重い。
KDEは現在、Ubuntuで採用されているGNOME Unityの次ぐらいに重いデスクトップ環境なので、軽いものをということでCinnamonを試したのですが、これも重くて使えません。起動には3分を要し、筐体は常に触れないほど熱く、Chromeを立ち上げたもののカーソルが反応しない程度にはCPUを喰う感じです。
というわけで、断念。
3. 組み込み用のWindows Embedded Standard 7を入れてみる
フットプリントの小さなEmbedded版なら、と思い、DreamSparkからダウンロードしてインストール。
確かにWindows 7よりは軽いものの、Chromeはメモリ不足で動かず、Firefoxが何とか動くレベル。
やりたいことはできるけど、いまいち。
4. Windows 8.1 Updateを入れてみる
迷い迷ってふと目にした記事で、Windows 8.1 Updateではメモリ1GBのPCでも快適に動作するように設計されているというのがあった。
ならば、というわけで8.1を入れてみると…
Chromeが動くではないか。
こき下ろされていたタイル画面のスタートメニューも、画面の小さいネットブックでは押しやすく、使いやすい。
挙動も明らかに7よりも軽快で、入力のラグもほとんどありません。
ただし、画面サイズが小さいとStoreアプリは使えない場合があるので注意。自分は使わないので問題なし。
というわけで、採用。
本当はCPU使用率等で比較できるとおもしろかったのですが、UbuntuのCPU使用率を出すアプリケーションが動かないレベルでCPUを喰ってしまったのでできず。
結論として、XPのノートパソコンやネットブックには、UbuntuではなくWindows 8.1 Updateを入れるのがよいようです。
その際、メモリは可能な限り増設し、できるならSSD化するとよいと思います。
古い記事でしかも初対面ですが言わせてもらいます。
なぜこんなに重いLinuxを入れるのですか?
XubuntuやLubuntuがKDEやCinnamonより軽いです。
重いOSだけ入れて断念するのはおかしいのでは?
ただそのCPUではそれでも重いのでLMDE2の”Xfce”をインストールして、まだ日本語が使えないと思うので、そのあと日本語入力を整えればいいのではないでしょうか。
とにかく、検証不足だと思います。
備忘録的な記事にコメントいただき、ありがとうございます。ここでは、「私が使いたいシステムが使えなかったので検証を打ち切った」というそれだけの話ですので、ご理解いただければと思います。
ちなみに、UbuntuはXを入れないCLIの状態でもまともに動きませんでした。ですので、どのDEでも結果は同じことでしょう。Linuxで延命するなら、ディストリビューションを変更する必要があると思います。
古い記事でしかも初対面ですが言わせてもらいます。
なぜこんなに重いLinuxを入れるのですか?
XubuntuやLubuntuがKDEやCinnamonより軽いです。
重いOSだけ入れて断念するのはおかしいのでは?
ただそのCPUではそれでも重いのでLMDE2の”Xfce”をインストールして、まだ日本語が使えないと思うので、そのあと日本語入力を整えればいいのではないでしょうか。
とにかく、検証不足だと思います。
もうしわけありません。
間違って同じコメントを連投してしまいました。