Windows 8.1 RTで遊ぶ

この記事はSLP KBIT Advent Calendar 2014の20日目の記事になります。


最近、Windows RTのコンパチブルタブレットを買った。今までネットブックを使っていたのですが、あまりにもスペックが低くしばしば待たされるためだ。

なぜMacとiPhoneを使っているくせにiPadではないのかというと、iPadのキーボードではかな入力ができないためだ。また、タブレットスタイルで使うことはあまりなく、ノートパソコンとして使いたいという理由からも、一応WindowsであるWindows 8.1 RTは魅力的な選択肢であった。


基本的に、プリインストールされているOfficeとIE、メモ帳などのアクセサリ以外のデスクトップアプリケーションは使えず、ストアアプリを探して使うことになる。今回は、見つけたアプリの中からおすすめのものを紹介する。括弧内は価格である。

  1. テキストエディタ
    FooEditor (150、広告付き無料版あり)
    メモ帳では行番号も色表示もできないので、色が使えるエディタは貴重だ。
    txtファイルに対して関連づけができなかったのだが、フォーラムでお願いしたところ対応していただいた。開発支援の意を込め、有料版を購入した。
  2. SNS
    1. Twitter
      Aristea (600)
      クライアントがあると何かと便利なTwitter。タブレット用のTwitterクライアントをWindowsに移植したようなデザインで、UserStreamが使え、意外となめらかに動く。全画面のマルチカラムで使用してもいいが、個人的には左1/4に配置して使うのがおすすめである。現状、割とよく落ちるので今後に期待。
    2. Facebook (無料)
      公式アプリ。英語版しかないが、一通りのことはできる。メッセージ周りをもうちょっと何とかしてほしいところ。
    3. Skype (標準搭載)
      Skypeも使える。Skype IDをMicrosoft アカウントと紐付ける必要がある。
    4. Latermarks(150、広告付き無料版あり)
      “あとで読む”のPocketを使うためのクライアント。ページをダウンロードしてオフラインで使用できるので、ネット環境がないところでも使用できる。
  3. ノート
    1. OneNote (無料)
      OneNoteはOfficeの一部としてデスクトップ版も搭載されているが、先述のAristeaと並べて使う上ではアプリ版の方が相性がよい。アプリ版の方が心なしか同期が速い気がする。
    2. Evernote (無料)
      ノートアプリケーションの代表格のEvernoteも使用できる。なぜかx86版のWindowsでは非常に落ちやすいアプリであるが、RTでは特に落ちることなく使えている。
  4. ユーティリティ
    1. パスワード管理
      LastPass (無料)
      クラウド型パスワード管理ツールのLastPassも使用できる。
      ブラウザが組み込まれており、このブラウザを利用すると自動入力もちゃんと効く。
  5. リモート
    1. Remote Terminal (150)
      公開鍵も使用できる本格的なターミナル。簡単なサーバ管理であればこなせてしまう。なお、日本語入力は使用できないので、VimのSKKプラグインを使用しよう。
    2. TeamViewer Touch (無料)
      リモートデスクトップではおなじみ、TremViewerも使用できる。リモート先もWindows 8を実行していれば、タッチキーボードを利用して快適な操作が可能だ。

  • ブラウザはIEのみ
    ブラウザは、標準搭載されているIEしか使えない。しかし、Windows 8同士ではIEのブックマーク同期ができるので、他のWindowsマシンでAppleのiCloud for Windowsを導入することで、Chromeなど他のブラウザとブックマークを同期して使うことが可能だ。
  • POPメールも使える
    Windows RTではストアのメールアプリしかなかったが、Windows 8.1 RTからはデスクトップのOutlookが付属するようになった。メールも快適に使用できる。
  • LaTeXを使いたい
    残念ながら、TeXをコンパイルするアプリは現在のところないが、Cloud LaTeXというWebアプリケーションを使用することでTeXの文書を編集することができる。

今後

ストアアプリは、WindowsではおなじみのC++やC#に加え、HTML5とCSS3を使って書くことができるようだ。JavaScriptを使用すると通知を出したり、ローカルのファイルにアクセスしたりもできるようなので、先述のCloud LaTeXのアプリ版なんかも作れそうである。
Windows 10からはストアアプリがもっと使いやすくなるようなので、何か作ってみたい気もする。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください