ルミナススチールラック、便利ですよね。
私はネットワーク機器やサーバのラックにしていますが、スチールラックにWi-Fiルータを載せていると挙動がおかしいことに気づきました。
話は2015年9月までさかのぼります。
実家から帰ってきてみると、2.4GHz帯のWi-Fiにつながらなくなっていました。
やったこと
やったことを順に説明していきます。
- 2015.09 症状発現 Appleに電話した
自宅のWi-FiルータはApple AirMac Time Capsule 2TBの11acモデルです。ずっとこの環境で使えていたので、ルータの故障を疑い、Appleに電話しました。Apple サポートの電話口で事情を説明してスペシャリストに電話を回してもらい、遠隔サポートをしてもらったのですが、原因がわかりませんでした。AirMac本体の故障が疑われるため、本体交換しましょうということになりました。本来、Appleの交換は運送会社が交換製品を持ってきて、その場で古い製品を渡す、というのが原則です。しかし、HDDであるため、特別にお願いして猶予をいただき、データを移行して自分で返送しました。交換後、2.4GHz帯につながるようになり、症状はいったん解消しましたが、接続が不安定でした。 - 2015.10 2.4GHz専用のNEC製Wi-Fi親機を買った
2.4GHzがつながらないと不安定だと何かと不便です。そこで、2.4GHz帯専用の親機を1つ買い、併用していました。すると、Appleのルータも安定してつながるようになりました。 - 2015.04 NECの親機を外した
安定してつながるので、NECの親機を外しました。 - 2016.05 症状再発 Appleに電話した
ちょうど暖かくなってきた頃、症状が再発しました。再びAppleに電話し、スペシャリストに再発した旨、前回は製品を交換した旨を伝えたところ、再度交換しましょうということになりました。
再度、特別にお願いして猶予をいただき、データを移行することにしました。AirMacを2台つないでWi-Fiを確認すると、交換品ではない方のAirMacの2.4GHz帯につながっていました。試しに交換品でない方のWi-Fiを切ってみたところ、2.4GHz帯にはつながりませんでした。ここで、原因はAirMacではなく、環境だろうと推測できました。 - 2016.05 置き場所を変えてみた
2mのLANケーブルを買い足し、AirMacをスチールラックから出して床に置いてみました。2.4GHz帯に安定してつながるようになりました。
解決にかかった時間
8ヶ月ぐらい
解決にかかった金額
4000円ぐらい(NECのWi-Fi親機、LANケーブル1本)
得られた知見
ルミナススチールラックにルータを置くと、特定の条件下※で2.4Ghz帯が使えなくなる場合がある。
※推測ですが、室温によってラックが僅かに伸縮することで、2.4GHz帯の電波を絶妙に妨害するのではないかと考えています。
謝辞
解決にお力添えいただいたAppleのスペシャリストの方々にお礼申し上げます。